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ー革製品のお手入れグッズ入門:長く愛用するための基本ー

革を育てるお手入れの考え方

革は乾燥と汚れに弱い素材です。日常は柔らかな布での乾拭きと陰干しで湿気を逃がし、定期的に汚れを落としてから油分と水分を補給し、最後に保護膜で仕上げる流れが基本です。このあと具体的なグッズの役割と、組み合わせ方の目安を順に解説します。

基本の3点と流れ

クリーナーは古いワックスや皮脂を優しく分解し、革の通気を回復させます。次に保湿用の乳化性クリームでしなやかさを保ち、ひび割れを予防。仕上げにワックスや防水スプレーで薄い被膜を作ると、雨染みや色落ちを抑えられます。順序を守ることが品質維持の近道です。

道具選びと使い分けのコツ

ブラシは馬毛でホコリ払い、豚毛でクリームを均一に伸ばすと便利です。クロスは起毛と平織りを使い分け、仕上げは乾いた面で艶を出します。色移りを避けたい場合は無色を基本にし、部分テストを習慣化。頻度は使用が多い財布で月1、靴やバッグで2~4週を目安にしましょう。
保管では直射日光と高温多湿を避け、詰め紙で型崩れを防ぎます。シリカゲルなど乾燥剤は入れ替えを忘れず、風が通る場所で休ませることも大切です。スエードは起毛用ゴムやスプレー、エナメルは専用クリーナーなど、革質に合うケアも取り入れてください。

2025.10.17